俳優が台本を頂いてから必ずやって頂きたい台詞ノートの作成です。
私のレッスンを受講されるプロ俳優の方が多くいらっしゃいますが、ほとんどの方が雰囲気芝居や感情芝居です。
それは、俳優自身がどのように台詞を分析して作成していけば良いのかを全く理解していないからです。
特に俳優以外のオペラ歌手などは、歌唱はできても演技の基本を知らない方が多くいます。
どんなジャンルの歌手であっても、表現力の幅を広げるためにしっかり演技を学ぶべきだと私は思っています。
この台詞ノートの基本をしっかりマスターして頂くと、小説を読んでいる時に自然とその情景が浮かぶのと同様に、
台本を読みながら頭の中で動機付けをして台詞を言うことができるようになります。
<習得するための目的>
①台詞の単語に区切りをつけてブレスポイントをはっきりさせること。
②台詞の構造を細かく分析して単語ごとに動機付けをすること。
③動機付けをした内容を「肉体化」「具体化」していくこと。